7/31(金)ワークショップを開催します
あなたが幸せにブレーキをかける「心のルール」を整理します
\カフェで話しているような/
AIラジオを聴く
「読むカウンセリング」は、アダルトチルドレン(AC)やHSPなど、生きづらさを感じやすい方に向けた、セルフケアのための読み物です。
さまざまな心理療法や心理学の理論、そして、なりた自身がこれまでの出会いの中で培ってきた経験をもとに、時間をかけて丁寧に作成しています。
ページを読むこの時間が、あなたにとって小さなカウンセリングのような時間になることを願って、ひとつひとつの言葉を大切に綴りました。
遠くにいても、誰かが自分のことを理解しようとしてくれている。
そんな感覚を、少しでも受け取っていただけたら嬉しく思います。
「仲良くになりたいと思っているのに、いざ心の距離が縮まると、急に怖くなる」
そんな経験はありませんか?
好きなはずなのに、自分から関係を壊すようなことを言ってしまう。
物ごとがトントンとうまくいくと、急に不安が押し寄せてくる。
私たちは誰もが幸せを求めています。
でも、あと一歩でいつも止まってしまいます。
あなたの足を止まらせているものは、もしかしたら、子どものころに身につけた「心のシナリオ」が背景に隠れているかもしれません。
このページでは、自分にブレーキをかけている「心の声」を一緒にさがしていきましょう。😊
小さなころ、私たちは親や先生、まわりの大人たちの言葉や表情から、数えきれないほどの「こうしなければならない」を受け取ってきました。
そのなかには、生きていくうえで役に立つものもあります。
約束を守ろう。努力は大切にしよう。
けれど、当時の小さな子どもには、無理だと言わざるを得ないようなルールもありました。
たとえば、泣いてはいけない。良い子でいなさい。期待に応えなさい――
はっきり言葉で言われたものもあれば、不機嫌そうな周囲の大人の表情や、緊張で張り詰めた家族の空気感から、いつのまにか身体で覚えてしまったものもあったでしょう。
あなたの心にブレーキをかけるルールは、たとえばこんなものがあります。
◇泣いても怒ってもいけない、という感情を止めるルール。
◇優秀でなければいけない、休まず努力し続けなければならない、という結果ばかりを求めるルール。
◇自分よりまわりを優先しなさい、人を失望させてはいけない、という自分を後回しにするルール。
そして、そうしたルールを身につけた先に生まれていくものが——
◇「調子に乗ってはいけない」
◇「幸せそうにしてはいけない」
◇「決して満足してはいけない」
という、幸せを禁止されるようなルールです。
こうしたルールを大人になっても持ち続けていると、
いいことがあっても、かえって落ちつかなかったり、不安な状態に陥ってしまうことがあります。
では、なぜこうしたルールは私たちの家庭の中で生まれたのでしょうか。
子どもにとって、親が安心していることは、そのまま自分が安全でいられることでもありました。
大人に守ってもらわなければ生きていけないですから、理不尽だと感じたことでも、我慢して過ごすしかありませんでした。
もしくは、当たり前すぎて不自然とも感じなかったこともあります。
◇私の気持ちを言わずに我慢すれば、親の気分が落ち着いた。
◇良い子でいれば、周りの大人は褒めてくれた。
◇私が大人の期待に応えつづければ、見捨てられずにすんだ。
そうやって覚えた生き方のルールは、大人になった今もそのまま残ってしまうことがあります。
◇本音を飲み込んで出さない。
◇疲れ果てるまで努力をやめられない。
◇そして、努力の先に成功を手に入れたとしても、どこか不安を感じて喜べない。
子どものころに身につけた感じ方が、そのまま大人の関係のなかで繰り返されることは、めずらしいことではありません。
でも、自らこうした無意識の心の声に耳を傾けていないと、まるで人生のシナリオのように、ずっと同じ苦しい結末を繰り返してしまう可能性があります。
本当なら私たちは、笑っていいし、安心していいし、甘えてもいい。本音も弱音も言っていいし、幸せを感じていい。
——そういう存在のはずでした。
でも、そう感じることがなかなか許されない家のなかで育った人もいます。
◇子どもが楽しそうにしていると、親が不機嫌になった。
◇「良い・悪い」が、その日の親の気分で百八十度変わった。
◇親の期待や夢を背負わされた。
◇どんなに頑張っても、必ずダメ出しやケチがついた。
◇努力しても、褒められることはなかった……。
もし、そんな毎日が当たり前のように続いていたとしたら。
心は、「幸せや喜びを感じることは、よくないことだ」と思い込むようになっていきます。
でも、ここで伝えたいことは、心のルールが生まれたのは「あなたの責任や弱さ」ではないということです。
それはつまり、あなたがその場所で生きていくために学ばざるを得なかった、と言い換えることができます。
そして、そのルールや今まで感じていた人生のシナリオに気づき始めたのなら、ご自身で書き直していくこともできます。
ここでは、ブレーキをかける心を見つめて、それらを小さくしていくための、セルフチェックをご紹介します。
うまくできなくても大丈夫です。読むだけでも構いません。
これまでACやHSP(繊細さを持つ人)の方々とお会いしてきたなかで、よく聞こえてくる「心の声」をいくつか挙げてみます。
今のあなたの頭のなかにも響いている声はありますか。
仮にぜんぶに当てはまったとしても、それで「良い・悪い」を決めるものではありません。
あなたという、かけがえのない存在の価値は、何があっても変わることはありません。
感情を止める声
□ 弱音を吐いたら迷惑になる
□ 怒ったり泣いたりしたら嫌われる
□ 人をがっかりさせるな
結果を求める声
□ 休むなんて甘えだ
□ 常に努力し続けなければならない
□ 決して満足するな
自分を否定する声
□ どうせ私なんて
□ 何をやってもダメだ
□ 結局、私はひとりぼっちだ
幸せを止める声
□ こんなにうまくいくはずがない
□ きっとこの先、悪いことが起こる
□ 信じたら最後は裏切られる
□ ほら、やっぱりね(うまくいかなかったとき)
チェックを入れた声を、無理のない範囲で、口に出してみます。
「私は今、弱音を吐けないと思っている」
「私は今、うまくいくはずがないと思っている」。
ゆっくりで構いません。心の声を言葉にすると、その気持ちに集中できて、もやもやしていたものが少しずつ整理されていきます。
口に出した声に、自分なりの返事をしてみます。
「ここまで、よく頑張ってきたね」
「そう思ってしまうのも、無理はないよ」
「今のあなたなら、幸せを感じても大丈夫だよ」
もし返す言葉がまったく浮かばないなら、あなたの大切な友人や、好きな人、好きなキャラクターなら何と言うだろう、と考えてみることもできます。
例として、私には小学生のころから長くつき合っている友人が、一人だけいます。
もし私が彼に話をしたら、その友人はきっと、こんなふうに言ってくれると思うのです。
「なぁ、話を聞いてたけど、それでもお前、つらいなかでけっこう頑張ってきたじゃないか」
「今のお前なら、幸せを感じても大丈夫だと、俺は思うよ」
決して、理屈の通った立派な返事でなくても大丈夫です。
私たちはいつも「理屈」でものごとを考えようとして、心の「本音」を理屈の下のほうへ追いやってしまいます。
だから、お返事をしたあとは、理屈はいったん横に置いて、ちょっと心が軽くなる感じや、ほっとする感じがあるかどうか、自分のなかを確かめてみてください。
そして、そのホッとした感覚こそ、新しいシナリオ、つまり
「私は喜びや幸せを、そのまま受け取ってもよい」
という感覚を、確かに心の中で育てていくことができます。
もし、幸せや喜びを怖がらせる心の声が、これまでの経験のなかで生まれたものなら。
これから、新しい環境や新しい人に出会っていく中で、少しずつでも心のシナリオを変化させていくことができます。
これからも、あなたが自分の「心の声」に気づいていけるように、お手伝いをさせていただきたいと思っています。
急がなくて大丈夫です。こうして記事を読んでいる今も、あなたはもう、その声に耳を傾けはじめているのだと思います。
🌱この記事を読んで、「自分のことを少しだけでも話してみたい」と感じた方へ
なりた心理相談室では、対人関係の悩み、恋愛依存、親子関係、職場でのストレスなど、さまざまなご相談をうかがっています。
うまく言葉にできなくても、言いたくないことは話さなくても大丈夫です。名前もニックネームで構いません。いま話したい事をお話しください。
来てくださる方の年齢は、本当にさまざまです。それはつまり、心の変化は、いくつになっても始められる。という証拠のようにも思っています。
自らの中に、変化という可能性を少しだけでも信じていただけたのなら、そして新たなシナリオをともにつくっていく勇気がうまれたのなら。
私は皆さまの勇気ある一歩を心からお待ちしています。