静岡の相談窓口一覧を更新しました
カウンセリングのセッションが、何回かにわたって続いていくとき。私は、前回お会いしたときの相談者さまの雰囲気と、今回の雰囲気の違いを、そっと見ています。
大きな課題として、とても深刻に受け止められていたもの。それが、いつのまにか、自分の手で扱えるくらいの小さな問題に変わっていく。
そんな変化の過程を、私は大切にしています。
ひとつの気づきが、次の気づきを呼んでいく。まるで円を描くように、静かに巡っていく——今日は、そんな「変化の可能性」についてのお話です。
〔上の再生ボタンから、音声を聞けます〕
皆さま、こんにちは。もしくは、こんばんは。なりた心理相談室のなりたです。
今日もこの「聴く音声ブログ」に来てくださって、本当にありがとうございます。
今日は「変化の可能性を、私は信じている」というテーマで、少しお話をしてみたいと思います。
カウンセリングの中では、必要に応じて今後の方針についてのご提案することもあります。
たとえば、このセッションで一区切りにするのか、それとも続けていくのか。
相談者さんのご意向を丁寧に確認しながら、強制することなく一緒に決めていきます。
そうした中でセッションが複数回続いていくとき、私は、前回お会いしたときの相談者さんの雰囲気と、今回の雰囲気。その違いをそっと見ています。
たとえば、同じ出来事についてのお話であっても。前回と今回とで、その受け止め方や、表情の雰囲気、選ばれる言葉が少しずつ変わっていく。
そんな小さな変化の過程を、私はとても大切にしています。
前回までは、ある問題を人生の大きな課題としてとても深刻に受け止めていた。
それが今回は、考え方が少しだけ変わっている。
それまで重くのしかかっていたものが、自分の中で扱えるくらいの、少し小さな問題に変わっている。
そんなことが、実際に起こることもあります。
もちろん、次にお会いするまでの間、相談者さんがどんなふうに日々を過ごしていらっしゃるのか。
それを私が実際に見たり、直接確かめたりすることはできません。
けれど、セッションが終わったあと。このカウンセリングの中で、自分の気持ちや大切にしたい価値観、そして本音から出る気持ち。
そういったものに自ら気づけたなら…。その気づきは、日常の中で静かに巡りはじめます。
私は、カウンセリングルームを出たあと——つまりセッションを終えたあとに、その変化が巡っていく〈可能性〉を信じています。
たとえば、深刻だったものが少しでも軽くなったとき。日々の中の小さな喜びや、ささやかな楽しみ、安心感に、少しずつですが気づけるようになっていきます。
身も心も、ふっと軽くなる。それまで気づけなかった心地よさに気づくことで、人との関わりにも少しずつ変化が生まれていきます。
これは、原因と結果が一本の線でまっすぐつながっていく、というお話ではありません。
まるで円を描くように、ひとつの気づきが次の気づきを呼んでいく。そんな循環のイメージです。
あなたの気づきが、私生活に、仕事に、人間関係に。そしてこれからの人生にまで。円を描くように、静かに変化を広げていく。
私は、その循環の〈可能性〉をいつも信じています。
とはいえ、変化というのは、なかなか自分では気づきにくいものです。
とくに「こうなりたい」という理想が高い方ほど、自分の中に起きた小さな変化や心地よさに、気づきにくいことがあります。
だからこそ私は、相談者さんの小さな表情の変化や、言葉の変化、出来事の捉え方の変化に、「何か変わったのかもしれない」と感じたとき。
その変化を見逃さずに、正直にフィードバックとしてお伝えすることを、大切にしています。
セッションが終わり、相談室を出たあとに、私から相談者さんへ直接何かをお届けできる機会は、ほとんどありません。だから今回、こうして音声という形でお話ししてみました。
もしこの音声を聴きながら、聴く前と聴いたあとで、あなたの内側に何かの変化が起きているのなら。それは、どんな変化なのでしょうか。
そんな変化が、知らず知らずのうちに日常にも良い循環を与えていく、その可能性にイメージを巡らせながら、今日はこの辺で終わりたいと思います。
最後まで聴いてくださって、どうもありがとうございました。